文京の街角

今は見れなくなってしまった文京区の街角や風景を記録するブログです。

住宅街に残る下屋敷の跡(千駄木ふれあいの杜)

 日本医科大学近くの住宅街の中に千駄木ふれあいの杜という緑地があります。

案内によると、この一帯には太田備中守資宗(太田道灌の子孫)がありましたが、

その後の時代の流れでこの緑地だけが残ったそうです。

f:id:wagamachibunkyo:20210627211442j:plain

 

f:id:wagamachibunkyo:20210627213556j:plain

上段:入り口のあった解説

下段:杜の中にあった解説

 都市林である千駄木ふれあいの森は伐採や剪定を行うことができません。

そのため、杜の中の場所によっては生い茂った木々の葉によって日光が遮られて

暗くなっている場所もあります。

f:id:wagamachibunkyo:20210627212305j:plain
f:id:wagamachibunkyo:20210627212310j:plain

 杜の中の中心には水が流れていた痕跡や橋のようなものが(人工的な川)あります。

加えて、所々に下屋敷時代のものと思われる石造のものが見られます。

f:id:wagamachibunkyo:20210627212900j:plain
f:id:wagamachibunkyo:20210627212903j:plain

左:水が流れていたと思われる痕跡、

右:水が流れていたと思われる痕跡を渡すように木製のものが掛かっていた

f:id:wagamachibunkyo:20210627212906j:plain
f:id:wagamachibunkyo:20210627212909j:plain
f:id:wagamachibunkyo:20210627212913j:plain
杜の中には下屋敷時代かもしれない石造の人工物が見られた

 千駄木ふれあいの森はすぐに一周できてしまうほど小さな緑地ですが

文京区の住宅街の中で昔からの貴重な自然が残る場所になっています。